FEILER社はドイツの東部、チェコとの国境近くにあるホーエンベルクに位置し、ワーグナーが建てた祝祭歌劇場のあるバイロイトからも近い、自然と歴史・文化の豊かな地方です。
初代社長エルンスト・フェイラー氏は、ドイツ・ババリヤ地方の伝統工芸織物に創意工夫を重ね、約60年前にシュニール織を完成させました。最大の特長は、厳選された原綿を熟練した職人が何十もの工程を経て織り上げることで創り出される厚みのあるソフトな質感と類まれな吸水性。使えば使うほど肌になじみ、丈夫で長持ちする品質です。そして、深く美しい発色とひと柄ひと柄薫り高い文化を織り込んだデザインは単なる織物の域を超えた生活の中の芸術品です。
現在は、ハンカチやタオル、インテリアクロスをはじめ、エプロン、バッグ、ポーチ、メガネケース、財布などの小物まで幅広く商品を展開し、シュニール織を代表する世界のブランドとして確固たる地位を築いています。歴史と伝統に彩られたFEILER社のシュニール織は、美しい色柄が心を、ソフトな質感が身体を癒し、世界中の人々を魅了し続けています。
1928年…
初代社長エルンスト・フェイラー氏が現在のチェコ
(当時ドイツ領)で創業
1948年…
ERNST FEILER &CO.創立
第2次世界大戦の際、対岸の西ドイツエーガー地方
(現ドイツ・ホーエンベルク)に工場移転
第2代社長にエアハルト・シュベート氏が就任
1972年…
日本で販売を開始
1993年…
第3代社長にディーター・シュベート氏が就任
ERNST FEILER GmbH に社名・組織変更
「シュニール」とは、フランス語で「(蚕などの)いも虫」という意味で、そのプクプクとした質感が、シュニール織の特徴として使われるモールヤーン(モール糸)の感触に似ていることから、シュニール織と呼ばれるようになったといわれています。
シュニール織の糸は、綿100%。綿の品質は気候に左右されるため、FEILER社ではあえて綿の原産地を限定せず、世界中から、その年最も天候に恵まれた原産地の綿を厳選しています。また、FEILER社ならでの発色の美しさは、ヨーロッパの豊かな水の恵みによってもたらされたものです。FEILER社では、130色もの原糸を保有、一枚の柄には最大で18色の糸を使用することが出来ます。こうして厳選された素材によって紡ぎ出された原糸を用い、幾度となく改良を重ねた織機を熟練した職人が操り、何十もの工程を経て、表裏一体の織物に織り上げます。
厚みのあるソフトな質感と比類ない吸水性、深く美しい発色、繰り返しの洗濯にも毛羽抜けしない丈夫なシュニール織は、素材へのこだわりとFEILER社独自の技術に支えられています。
まず、シュニール織の横糸となるモールヤーン(モール糸)を作ります。一度平織りにした布を裁断し、徐々に細く最終的に糸状になるまで何回も裁断を繰り返します。
裁断した布に高速スピンで撚りをかけるとモールヤーン(モール糸)が出来きます。横糸をモールヤーンにすることで、表裏一体の織物となり、ソフトな質感と類まれな吸水性が生まれます。
原糸を縦糸に、モールヤーンを横糸にして再度織り上げてゆきます。一度織った布をもう一度織り上げるということから、日本では「再織」とも呼ばれます。
織り上げたシュニール織をハンカチやタオルのサイズ合わせて裁断します。バッグやエプロンなど加工されるシュニール織は原反生地のまま日本に輸出されます。
ハンカチの周囲には、ロックステッチ(縁かがり)を施します。
ロックステッチ後の糸の始末は入念に。一枚一枚丁寧に仕上げます。
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